起業が成功して経営者になったらある程度自由な時間とお金が手に入ります。
ですが、それで幸せになれるのでしょうか。
成功している人が読んでいる7つの習慣という本があります。
そこでは冷静になって選択肢を正しく選んでいく方法などがありますが、
私が個人的に思うのは、家族関係がうまくいっていないと幸せになれないということです。
家族でなくても、パートナーとの関係、彼氏彼女との関係と言いましょうか。
彼氏彼女、夫妻との関係がうまくいっていないと
幸せと感じられないような気がします。
いくらお金があっても、家庭が泥沼であれば幸せではありません。
彼氏や彼女と仲が悪くても幸せとは言えないでしょう。
それで、よく仲が悪いことを人のせいにしてしまうことがあります。
人のせいにしたら自分が責められないですむので
自分が正しいと正当化できるから楽な気持ちになります。
ですが、人のせいにすることや周りに変化を求めることは
もう敗北者の道をたどっています。
周りのせいにするということは、あなた自身が環境を変えられないと認めていることになるからです。
成功して幸せな人は、自らが変わって環境を選んでいくことができます。
ところで、相手のせいにして楽に思える出来事には
離婚があげられます。
離婚が一番多い月は3月。
子どもがいた場合は学年の途中で苗字が変わると、
「なんで苗字が変わったの?」とクラスで質問を受けたりします。
ですが学年の変わり目や進学など3月は区切りがいい月ということもあるのでしょう。
離婚の場合、相手の責任を追及し、 明らかにした方が早く離婚できるというのは勘違いです。
これは誰しもが陥りがちな罠です。
離婚においては「自分は被害者、何も悪くない」と思っている人が多いものです。
だから「どちらのせいで別れるのか」と責任の所在を明らかにしたがるのです。
誰だって「悲劇のヒーロー」を演じたいでしょう。
しかし、夫婦の別れ際で「離婚の犯人を見つける作業」を行うと、どうなるでしょうか。
それは出口の見えないトンネルに迷い込むのと同じです。
なぜなら、何回、何十回と夫婦間で話し合いを重ねたとしても、その結論は一向に出ないからです。
参照記事:Yahoo
相手の責任を追及せずに楽になる方法
①必ずしもお互いが納得する点はないと理解する
相手とのものの見方が一致すれば、両者が納得しますが、
そのようなものはないでしょう。
お互いに相手に責任を押し付けて離婚しようとしているカップルならなおさら
お互いに理解ができなくなっているはずです。
夫婦で好き勝手なことを言い放題でしょう。
②どちらにも原因があることを理解する
妻が夫のせいにする、夫が妻のせいにする。どちらも考えられますが、
自分が悪いと認められるケースはまれでしょう。
実際に私の知り合いのカップルで離婚に至った人がいます。
妻の方は夫が全て悪いと言っていましたが、それは嘘だと思います。
というか、妻の方の立場に立ってみたら、やはり彼女は悲劇のヒロインを演じているということがあります。
私の人生が無駄になったとか、私は傷ついている。誰もわかってくれないということを言ったりします。
こんなことを言っている彼女に誰も、「いや、それは違うと思うよ」なんて言えないですけれど…
③たとえ別れるカップルであっても同じビジョンを見る
あなたの望むものが手に入り、さらに相手ともすっきりした関係でいるためには
二人とも同じ目的に向かっている必要があります。
例えばこの離婚の例だと、「楽になる」という目的になります。
離婚の話ではお互いに責任を転嫁しても苦しむだけです。離婚は誰のせいと原因を追究したところで
人によって見方は違うので根本的に解決することはできません。
ですが、別れることが決まった場合、楽になって他の幸せな道を探すということが決まっています。
二人にとっては「楽になる」という目的が一番です。
たとえこれから時間を共にしない相手であっても、同じ目標に向かうことで
泥沼関係にはならずに済むでしょう。
泥沼関係に陥ってしまうのは、やはり自分の意見を主張したい
相手を負かしたい、相手より自分の方が被害者であるという意識が先に来てしまいます。
もちろん、誰から見ても相手が悪い場合もあるでしょう。
ですが、もう別れると決まっている関係をこれ以上こじらせたり
泥沼関係にしないためにも、楽になるというビジョンを共有する方が早く楽になれます。
私も、恋人との別れ話になったときは、自分が悪いという考えはひとかけらもありませんでした。
どうにか相手との関係を修復できなかと考えて
連絡の頻度を少なくしてみたり、メールの文面を考えてみたり、お守りグッズに頼ってみたり…
ですが考えれば考えるほど、言い合いをしたり話し合えば会うほど
泥沼関係にはまっていきました。泥沼関係はあなたの幸せには全くプラスになりません!
別れることが決まったなら、時間をじっくりかけて話し合えば理解しあえるかもしれないというのは
あなたのエネルギーの無駄になります。
私は完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ] を読んでみて
人間関係に対しての考え方や、成功するためにはどうしたら良いかがわかりました。
人間関係がうまくっていない人、成功しているのに幸せでない人と
幸せな人との違いがこういうところにあったのかと分かる本でした。
幸せになりたいな…と漠然と思っている人に読んで欲しい本です。