私には子どもが二人いますが、専業主婦だった時期がありました。
その時は、毎日が育児に一生懸命でした。
子どもが寝る時間や食べる時間、読む本、
親の接し方など、全てにおいて神経をとがらせていました。
子どもが風邪をひいたり、
病院で小児科の先生に注意をされたりしたら、
全て自分のせいだと思っていました。
母親としてうまくできていないんじゃないかとか、
自分のせいだと思ったりしていました。
家事についても、全てをコントロールできなくてイライラしていたり。
最近になって、世間一般で考えられている家事とか育児というのを専業ではなくて、
やりたいことが見つかり、自宅で作業しているのです。
ですが、子育てだけに集中していたとき、
子どもの成長を褒められるほど嬉しいことはありませんでした。
言えなかった言葉が言えるようになったり、
子どもが周りの子どもよりもできるなんてほめられたときには、
私が認められているような気分でした。
それだけ、普段の子育てが自分のやりがいとか、自己実現と関わっていたのかなと思います。
褒めるというのは、認めることです。
褒められたら嬉しいというのは、
やはり人間は心の中で褒められたい、認められたいという欲求があるからだと思います。
認めるという行為は、なかなかできないことが多いです。
特に、皆が頑張っているような日本の社会だと
頑張るのが当たり前、褒めるなんて必要ない、むしろダメ出しをして頑張れる精神でなくてはいけない
と考えている人も多くいます。
そんな中で、褒める、認めるということが、
心のつながりや人を引き付ける鍵なのではないかと考えさせられます。