仕事に対する考え方は人それぞれです。
先日、こんなビデオに出会いました。
日本で唯一、5年以上連続でミシュラン3つ星を持っているお鮨屋さんです。
「頂上はどこかっていうことはわからない。
仕事を好きにならなきゃ。自分の仕事に惚れなきゃだめなんだ。」
こういうことを普通に言えるのって、
一流を極めている人にしか言えないことなんだろうな、と思います。
店主は、この映画を撮影したときで85歳。
85歳でも仕事が楽しくてしょうがない。
一度も休んだことがありません。休むのは、身近な人に不幸があったとき。
この鮨次郎では、卵焼きを焼かせてもらうまでに10年、
卵焼きの試験があって、不合格だったら、さらに半年ほど練習して、やっと合格。
合格した料理人は涙を流して喜びました。
次郎さんの長男は、毎日店の外で海苔を焼いています。
海苔はちょうどいい火加減で、タイミングで焼かないと、
すぐに焦げてしまったり、味が変わってしまいます。
次郎さんの長男は、練習のために、海苔屋さんへ行って、
安い海苔を大量に購入させてもらい、
何千枚という海苔を焼き続けて練習をしたそうです。
日本流かもしれませんが、
私は、こういう姿勢がプロなんだと心を打たれました。
現在は、仕事に不満を持ったり、
いやいやながら仕事をしている。
そういう環境が当たり前になってきました。
そんな不平や不満を持ちながらも、我慢して働いている。
社会人になったら、むしろ、自分の時間は労働時間に捧げて、
諦めて働くのが立派である。
これが普通の社会になってきたかもしれません。
でも、この次郎さんのように、
自分のやっていることに惚れている人。
本当に好きな人ってどのくらいいるのでしょう。
このビデオを見て、
私は本当に仕事という仕事をしたことがなかったのかもしれない
と考えました。
仕事をしているときは、真剣ではありますが、
心から自分のやっていることに惚れることはありませんでした。
仕事は嫌なことがあっても
我慢して頑張るのが仕事という考えが
強かったように思います。
でも、こんな働き方(いえ、次郎さんの場合は、働いているという考えより、
一流を極めつづけている姿勢)憧れます。
飲食関係、美容関係、エンジニア、事務職、研究職、色々な仕事がありますが、
仕事の内容に関係なく、
このような姿勢で仕事ができることが本物でしょう。
果たして、今こういう考えで働いている人は、
どのくらいいるのでしょう。
少なくとも、私はこのビデオを見て、気づかされたうちの一人です。
仕事に対する姿勢について考えさせられた動画でした。
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