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レストランやカフェにはメニューがあります。
あなたが、色々な選択ができるようになっています。
飲み物だと、コーヒー紅茶ジュースというメニューだけではなくて、
コーヒーなら、カフェラテ、カプチーノ、ブラックコーヒー、アメリカーノ。
ふわふわの生クリームの乗ったもの、冷たいアイスクリームが乗ったもの。
氷なし、氷あり。
この中から、あなたは、今の気分を満たしてくれるような
好きなもメニューを選びます。
たくさんの物の中から選べるということは、幸せでもあります。
というのは、多くの物の中から選べているということが
気持ちを満たしてくれることもあるからです。
私自身、今までは、たくさんの物があることに満足していました。
むしろ、当たり前でした。
ですが、最近、日常生活を送っているうちに、
選択肢が少ない国になれてきました。
スペインでは、バル(ビールが激安1.2ユーロくらい＋無料のおつまみがついてくるようなところ)が、
日本のコンビニと同じくらいたくさんあります。
バルは３６５日営業しています。
朝は熱々のトーストと少し苦めのコーヒー、
お茶の時間には、揚げたてサクサクのチュロスとホットチョコレート、
夕食の前にはビールと塩分多めのタパスなど。
でも
飲み物のメニューがコーヒー、紅茶、コーラ、ファンタ、アクエリアスだけです。
冗談ではありません。
あっても、コーヒーは、ミルク入り？ファンタはオレンジかレモンどっち？くらいしか聞かれません。
食べ物の選択肢がたくさんある国からみると、
衝撃的な状態で、最初はとても戸惑いました。
というか、なぜ、これでいいの？という疑問すら湧いてきました。
ですが、慣れてきてみると、選択肢が少ない方が幸せなこともあるのだなと思います。
これだけしかないと思うと、その中で満足しようという気になります。
たくさんの選択肢があると、もっとないの？という欲求が出てくることもあります。
なので、選択肢が限られていると迷う時間も短縮されますし、
余計な欲が出てくることがないので、いいこともあるものです。
バルで働いている人にとっても楽になります。
メニューをたくさん覚える必要がなくなって、間違えるということもないですから。
また、以前に旅行に行ったときに、
たまたまホテルのテレビのチャンネルが
一つしか映りませんでした。
どこかの国では普通にありそうですが、
泊まったホテルは普通に４つ星か５つ星のところだったので、そ
んなことはあるはずがないと思いました。
結局はテレビが壊れているとのことで、
一つのチャンネルしか見ることができませんでした。
ですが、人間、これしかないと思うと、
結局は、提供されたものを受け入れるものです。
そして、どうでもいい映画が映っていても、見てしまったり。
その時に選べることは、そのつまらない映画を見るか、テレビを消すか、
どちらかの選択しかありません。
選ぶために無駄な時間を費やすことがなくなるので、
こんな生活もよいかもと思いました。
物や選択肢がありすぎると、色々な買い物をしたり、
選ぶのに時間を費やすことがあります。
そして、結果的に本当に満足しているのかというと、そうではありません。
本当は少ない選択肢、一つのことで満足できるのに、
わからなくなることがあります。
あなたが選んだことに満足したいとき、
たくさんの選択肢から選んだり、多くのお金や時間を費やすことは必要ありません。
選択肢を減らしてみることで、
あなたに本当に必要で満足できることが見えてくるのではないでしょうか。
それでは！
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