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現在、私はスペインに住んでいます。
ここではスペイン語しか通じません。
そして偏見の問題も多くあります。
アジア人に対する偏見、スペイン人内での偏見、
スペイン人から南米の人に対する偏見。様々です。
私自身は旅行が好きで、昔はよく旅行に行っていました。
でも、観光客として、その国を訪れるのと、
実際に住むのとでは違うということがわかります。
ですが、偏見はどんな国にも存在するような気がするのです。
日本では「偏見はないよ!外国人に対してもオープンだよ!」
と思っている人がいるかもしれませんが、
実際に日本に住んでいる外国人
(アメリカ人、イギリス人、フランス人、
中国人、韓国人、インド人など、日本人以外全員)に対して
固定観念や偏見はありませんか?
特に、日本は日中韓で様々な問題がありました。
というか現在もあります。
その中で、偏見、固定観念をはらって、
相手一人、その人として付き合うというのは、
簡単なことではないと思うのです。
固定観念や偏見を払って、
その人と付き合うためには、
まず、あなたが「色々な人がいる」と考えることが大切です。
アメリカ人はこうで、韓国人はこうでというカテゴリー分けは、
非常に低いレベルの話だと思います。
もちろん、国ごとの文化や人間性はある程度あります。
しかし、白人に英語で「ハロー」と話しかけるけど、
居酒屋で働いている中国人には
難しい日本語で文句を言ったりという
酔っ払いのサラリーマンはいないでしょうか?
ということを考えて人と接するようになると、
偏見が問題というよりは、
人が、ある程度「優越感を持ちたい」という欲求から、
そういう行動になっているのではないかな、と考えることがあります。
スペインに在住している、やせ型のアジア人の友人がいますが、
彼女は、通りがかりのスペイン人のおじさんに、
「痩せてるね!ちゃんと食べなきゃね!」と言われたそうです。
ですが、このスペイン人のおじさん、
同じスペイン人の女性に、同じ発言をするのでしょうか?
おそらく警察に届けられるでしょうね。
世界には、色々な人がいるものです。
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